自動車事故と保険手続き

自動車事故の際本当に保険が役に立つためのチェックポイント

保険は、事故が発生し、万全な解決がはかられてはじめて、その効用が発揮されます。
もし、保険の内容が、加入者の意図した通りではなかったことで、保険金が支払われなかったら大変です。
いざ事故が起こってしまってから、
「たしか車両保険も入っていたはずだが・・・」
「運転者家族限定特約はつけていないはず・・・」
などと、保険契約の内容が、意図したものと違うことがないように、日頃から、契約内容や条件について、よく確認しておきましょう。

保険の種類

自動車保険には、

  • 対人賠償保険
  • 自損事故保険
  • 無保険者傷害保険
  • 対物賠償保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 車両保険

があり、保険商品によって、これらの6つ全て、あるいは一部がセットになっています。

 

(1)SAP(自家用自動車総合保険)は、この6つの保険がワンセットになっています。
この保険では、対人事故ならびに対物事故の場合、原則的に保険会社の示談交渉サービスも付いています。

 

(2)PAP(自動車総合保険)は、上記6つのうち、車両保険を除く5つの保険がセットになっています。
車両保険は、オプションとしてつけることもできます。
この保険では、対人事故の場合、原則として保険会社の示談交渉サービスがついています。

 

(3)BAP(一般自動車保険)は、対人賠償保険、自損事故保険、対物賠償保険、搭乗者傷害保険、車両保険を自由に組み合わせて契約することができます。
ただし、自損事故保険、搭乗者傷害保険は、単独では契約できません。

特約条件は適切か

自動車保険の担保内容は、特約条件によって、大きく変わります。
担保範囲を制限する特約とつける場合は、とくに注意が必要です。

 

(1)運転者家族限定特約
記名被保険者、その配偶者および同居の親族、別居の未婚の子以外が運転している間に生じた事故については、
保険金は支払われません。

 

(2)運転者年齢条件付特約
運転者年齢21歳未満、26歳未満等、年齢条件がついている場合は、その年齢未満の人が運転している間に生じた事故については、
保険金は支払われません。

 

(3)自動車相互間衝突危険「車両損害」担保特約(相手自動車確認条件付き)
相手自動車と衝突または接触し、相手の車の登録番号、運転者または所有者の住所、氏名が確認された場合に限り、
保険金が支払われます。

 

(4)車両危険限定担保特約
盗難、火災、台風、落書き、飛来物との衝突などによって生じた車両損害について、保険金が支払われます。
自動車とか他物との衝突または接触による損害については、保険金の支払対象外となっています。

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